学校と社会2.0

大学院生のアウトプットのためのブログ.主に学校教育,英語教育,テクノロジについて.

学校と社会のあいだ

主に教育,英語教育,テクノロジー,哲学等,感銘を受けたその他諸々について残しておく場として活用するつもりです.そんなに時間も避けないので15分ぐらいで書きたい.

アウトプットし,叩きつつ叩かれながら成長したいと考えています.

 

 

さて,ブログのタイトルの「学校と社会2.0」ですが,

 

学校と社会 (岩波文庫)

学校と社会 (岩波文庫)

 

 

こちらのデューイの『学校と社会』に影響を受けております.デューイの思想・哲学が世に出されてから(私当時は生まれてもいませんが)60年,そろそろ具体的なところでアップデート(?)が必要なのではないかという想いがあります.

 

具体的には,「学校と社会が断絶されている現状をテクノロジから考える」ことが必要だと考えています.

 

アルビン・トフラー(Alvin Toffler)以下の著作で,社会のパダライム・シフトを引き起こした要因を波として表現し,以下のような「社会変化の波」があることを提言しました.

 

第三の波 (中公文庫 M 178-3)

第三の波 (中公文庫 M 178-3)

 

 

  • 農業革命…社会を狩猟採集→農業中心に変革
  • 産業革命…社会を農業→工業生産中心に変革
  • 情報革命…社会を工業生産から知識労働中心に変革

そして,「教育」もこれらの「社会」の変化を反映させながらパラダイムを変化する必要があります.つまり,社会構造が変われば学校教育も変わらなければならない(議論の余地あり)わけです.

しかし,現状の学校はスマートフォンが普及し,情報通信社会である知識労働パラダイムである社会に遅れを取り,産業革命期の工業時代のパラダイムを抜け出せていません.

 

そのためには,日本の方法論としてのテクノロジ利用,例えば

「ICT機器を使って巧みな(英語)授業をせよ!」

ではなく,

 

アメリカの古くはモンテッソーリ・メソッドに見られるような,

「パーソナライズされた学びを限界費用の安いテクノロジで実現させようじゃないか!」

 

という発想が必要なんじゃないかな,と考えています.とは言ってもシステムレベルでの変革が必要なのでそこら辺は課題だと思いますが,そのようなことを言っていては工業化パラダイムに取り残されてしまい,苦しむのは子どもたちだよ...,と思う訳です.

 

本日はこの辺で.拙い文章ですがここまで読んでくださり,ありがとうございました.